コロナワクチンと老化について
年末から年始にかけて第8波を数え、依然その猛威が留まることを知らない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。
唯一の対抗策であるコロナワクチンも5回を数えていますが、その副反応や後遺症は解明されていません。
そんな中、「コロナワクチンを打つと細胞の老化が促進する」というニュースが世間を騒がせています。
そこで今回は、宇都宮セントラルクリニックの佐藤先生に、コロナワクチンの後遺症としての細胞の老化について、また細胞の老化に対抗する方法をおうかがいします。
コロナワクチンの後遺症・副作用にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
佐藤俊彦
医療法人 DIC
宇都宮セントラルクリニック 理事
——本日は、よろしくお願いいたします。
佐藤俊彦先生(以下、佐藤) はい。よろしくお願いします。今回はコロナワクチンの後遺症「細胞の老化」についてお伝えします。最新の研究結果と併せて、私が推奨している細胞の老化に対処する方法についてもご紹介します。
目次
コロナワクチンを打つと細胞の老化が促進される
佐藤 いま、コロナワクチンを打つと細胞の老化が促進されることが解明され始めています。今年9月に米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所が運営する、査読前の論文を記録・公開するサイト『Biorxiv(バイオアーカイヴ)』に「スパイクタンパクが細胞の老化を促進する」という研究結果が発表されたのです(※1)。
発表内容によると、6カ月後ごとに定期的にコロナワクチンを接種すると細胞の老化プロセスを加速して、その老化の機序が慢性炎症(※2)であることがわかったという内容です。
慢性炎症を引き起こす活性酸素が蓄積されることで、さまざまなサイトカインが出現して細胞のがん化も進んでいくこともわかっています。
コロナワクチンを打つとP16と呼ばれる細胞を老化させるタンパクが誘発されることがわかったそうです。
また同時に誘発されるP23と呼ばれるタンパク質はHSP90(ヒートショックプロテイン)と結合して、タンパク質の変性やプロセッシングを障害するとのことです。
つまりコロナワクチンを打ち続けることで、P16、P23といった老化やがんを促進するタンパク質が出続けてしまうということなのです。
(※1)Biorxivとは:米国ニューヨーク州にあるコールド・スプリング・ハーバー研究所が運営する査読前の論文を記録・公開するサイト。
参照:Biorxiv「SARS-CoV-2 spike protein expressing epithelial cells promotes senescence associated secretory phenotype in endothelial cells and increased inflammatory response」(英語)
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.04.16.440215v1
(※2)慢性炎症とは
慢性炎症とは、本来一過性で治まるはずの炎症反応が低レベルではあるものの、長期間持続して慢性化した状態を指します。このダラダラとくすぶるような炎症状態が持続すると、生体組織の機能や構造に異常が生じてさまざまな疾患の原因になることが知られています。特に、非感染性疾患と総称される生活習慣病やがんなどを引き起こす要因として、慢性炎症が注目されています。
引用:健康用語の基礎知識 – ヤクルト中央研究所
https://bit.ly/3Grtqmo
細胞老化でコロナ感染800倍
佐藤 「細胞が老化する」という言葉を聞いてもあまりピンとこないかもしれません。細胞は白髪やシワと違って目に見えないものですから老化と言われても理解しづらいですよね。そこで、細胞の老化が重大な疾患を引き起こす研究発表をご紹介します。
今年7月25日、京都府立医大の池田宏二教授のチームが、英科学誌『サイエンティフィック・リポート』に発表した研究結果です。新型コロナウイルスを血管の細胞に感染させる実験をしたところ、老化した細胞は若い細胞に比べて約800倍もの量のコロナウイルスに感染したそうです。
実験に用いたのは、血管内皮細胞です。血管内皮細胞とは、全身の血管の内壁を覆う細胞で、血液の凝固を防ぐ抗血栓因子を合成・分泌する細胞です。
大量のコロナウイルスに感染した老化した血管内皮細胞は、炎症や血栓の形成に関わる遺伝子が強く働いていて、血栓を抑制する遺伝子の働きが弱まっていることが分かったそうです。
このことから、高齢者がコロナウイルスに感染して、慢性炎症や肺塞栓症を発症して重症化する理由が解明されつつあります。
参照:ロイター「細胞老化でコロナ感染800倍」
https://jp.reuters.com/article/idJP2022072501000942
参照:Scientific Reports「Senescent endothelial cells are predisposed to SARS-CoV-2 infection and subsequent endothelial dysfunction」
https://www.nature.com/articles/s41598-022-15976-z
コロナで平均寿命が2.7年短くなる
佐藤 また老化の観点から見ると、コロナ禍以降で平均寿命が短くなっているという最新ニュースも見過ごせません。他国の話ではありますが、アメリカ人の平均寿命が過去2年で2.7歳短くなったという報告があります。
これは今年の8月31日、米国疾病対策センター(CDC)が発表した暫定データとのことですが、アメリカ人の平均寿命が76.1歳となり、1996年以来の寿命の短さになったそうです。
平均寿命の低下要因は新型コロナウイルスのパンデミックによるもので、2019年から2020年で74%、2020年から2021年にかけては50%を占めるとのこと。
アメリカの統計データではありますが、新型コロナウイルスが人間の寿命に多大なる影響を与えたことが統計データと言えるのではないでしょうか。日本国内における統計データも気になるところです。
参照:ロイター「米国人の平均寿命、21年は76.1歳 25年ぶりの短さに」
https://jp.reuters.com/article/usa-health-mortality-idJPKBN2Q11J4
細胞の老化に対抗する方法
佐藤 私はこれから慢性炎症が原因による「細胞の老化」や「がん」が次々に出てくるのではないかと思っています。そこで考えなければいけないのが、我々が出来ることです。
コロナワクチンを打ってしまった人は、このような慢性炎症がずっと続いているということです。コロナ後遺症というのは、ほとんどがスパイクタンパクを出し続けるために、それによる慢性炎症が続いているのと、スパイクタンパクそのものによって老化が進むというのが原因として考えられます。
老化に対抗する方法① ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液の点滴
佐藤 老化に対抗する方法としては、若い人の他家幹細胞を利用するという方法が有効です。若い人の幹細胞上清液(※)を入れてあげると、エクソソーム(※)が出てきて年配の方の幹細胞を若返らせることがわかっています。一方、年配の方の幹細胞を培養して増やして戻しても、あまり意味がないのです。
幹細胞というのは、免疫細胞に変わります。若い人の幹細胞を入れると体の中に入って免疫細胞になって免疫調整してくれるんですね。これにより免疫が作用してコロナウイルスによる慢性炎症も効果的に抑えてくれるわけです。
他家幹細胞を体に入れるのは非常に有効なのですが、日本国内で他家の幹細胞を注射することは法律で禁止されています。再生医療法の一種を取得しないと治療できないため、事実上日本では不可能です。認可されている外国で注射といっても莫大な費用がかかります。
他家幹細胞は免疫を強くも弱くもできる両方の作用を備えているので、コロナ後遺症やコロナワクチンの後遺症で慢性炎症が続いている人にはとても有効だと思います。また、慢性炎症が続いている患者さんには、他家の幹細胞上清液も有効だと思います。
宇都宮セントラルクリニックでは、ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液(アインプロス)の点滴を打っていただいております。また、人によっては他国での他家幹細胞注射をご紹介しています。
■ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液治療(アインプロス)点滴
アインプロス 1回コース ¥440,000円(税込)
※製品到着後、1ヵ月以内で1回の点滴
アインプロス 3回コース ¥1,100,000円(税込)
※製品到着後、3ヵ月以内で3回の点滴
※血糖値の測定料、血糖値低下による投薬については、提示価格に含まれます。
※初診料、再診料、効果判定に必要な検査、その他付随する治療は、別途自費価格となります。
※返品が不能の薬剤であるため、当院にてお申込み後は返金には対応いたしかねます。
アインプロスは、1回の点滴の間隔を空けて1ヵ月〜3ヵ月の期間で行います。
※幹細胞上清液とは:歯髄・骨髄・脂肪など体内に存在する幹細胞を培養して、その培養液から幹細胞を取り出したのち滅菌などの処理を施した上澄み液のことです。
※エクソソームとは:幹細胞培養上清液の中に含まれている、細胞が作る小型カプセルのようなものです。さまざまなサイトカインや成長因子、細胞同士の情報伝達に重要なたんぱく質、メッセンジャーRNA(mRNA)、マイクロRNA(miRNA)などの核酸も含有されていて、全身の細胞に作用して遺伝子の調整役を担っています。
老化に対抗する方法② 高濃度水素サプリメントの服用
佐藤 私はアインプロス点滴と併せて、活性酸素の除去を期待できる高濃度水素サプリメント「PHENOMENON1969」を推奨しています。
活性酸素(※3)の増加はがんの原因になると言われています。活性酸素を低く抑えるためには、SOD(※4)という酵素が必要不可欠です。ですが残念ながらSOD酵素というのは、年齢と共に低下していき70歳代で最も少なくなります。
そこで高齢の方であるほど、SOD酵素の補完のために活性酸素の除去を期待できる高濃度水素サプリメントの服用をおすすめしています。
高濃度水素「PHENOMENON1969」
■高濃度水素「PHENOMENON1969」 https://www.bodyvoice-healthcare.com/categories/3959920
(※3)活性酸素とは…大気中には、約20%の酸素が含まれており、生物はこの酸素を利用し生命活動を維持しています。 酸素は外部からの様々な刺激を受け、反応性の高い活性酸素に変化します。活性酸素は、免疫機能や細胞伝達物質として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。
引用:厚生労働省「活性酸素と酸化ストレス」より
(※4) SOD酵素とは:スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ(super oxide dismutase)、直訳すると「活性酸素を除去する酵素」。人間の体内にもともと存在して、活性酸素を抑制する酵素。一生のうちに人間の体内で作られる酵素の量は限られていると考えられている。
老化に対抗する方法③ CBDオイル「Soul15」の服用
佐藤 アインプロス点滴のプロトコルの一環で、高濃度水素「PHENOMENON1969」と併せて服用いただいているのが、このCBDオイル「Soul15」です。
CBDオイルとは、大麻草に含まれるカンナビノイド成分を植物性油と合わせたオイルのことをいいます。
さまざまな研究によって、カンナビノイド成分には、抗酸化作用、抗炎症作用、抗不安作用、神経保護作用等の働きがあることがあきらかになっています。
実際に、シカゴ大学が発表した論文では、CBDオイルを摂取している人とそうでない人を比べると、前者の方が、コロナ感染者が少ないというデータが出ています。
私は、アインプロス点滴の効果をサポート、免疫機能の安定のために服用をおすすめしています。
■CBDオイル「Soul15」https://www.bodyvoice-healthcare.com/categories/4868146
細胞の老化に負けない体を作りましょう
佐藤 コロナ後遺症やコロナワクチンによる後遺症によって、これから深刻化するであろう「細胞の老化」について、いまから対策をすることをおすすめします。
いま現在、新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンの副作用にお悩みの方、またこれからも続くアフターコロナの現代を乗り切るために免疫力を高めたい方は、ぜひセカンド・オピニオンにてお気軽にご相談ください。
最新の各国治療データやエビデンスに基づく最適な予防法と治療法をご提案いたします。
——本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
聞き手
吉田 剛:1971年、東京生まれ。短大卒業後、大手IT系出版社に就職。編集長を経験したのち、大手ゲーム会社に転職。その後、WEBメディアの編集長、フリーライターを経て、2021年からGIコンサルティングパートナーズのデザイン戦略部にてライターを務める。