タヒボ茶ががん治療に効果があるとされる理由とは
タヒボとは、アマゾンの先住民が万能薬として代々伝承してきた樹木の呼び名です。古来より人々に親しまれているタヒボは、近年その有用性が解明されつつあり、日本でも注目を集めています。タヒボには栄養が豊富に含まれているだけでなく、癌治療中の方にうれしい天然の成分が複数含まれているともいわれています。
この記事では、タヒボに含まれる成分や期待できる効果について解説しています。タヒボ製品の種類やおすすめの飲み方も紹介しているので、これからタヒボを取り入れたい方や、タヒボについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
タヒボとは
タヒボは、その昔インカ時代よりさまざまな病気に効果のある薬として人々に利用され、薬用効果が高いことが知られています。19世紀頃に「タヒボにはがん治療中の方にメリットをもたらす成分が含まれる」と考えられるようになり、世界的に研究が進みました。
まずは、そんなタヒボの基礎知識や特徴について紹介します。
アマゾン川流域に自生する樹木
タヒボはアマゾン川流域に自生する樹木で、学名を「ノウゼンカズラ科タベブイア・アベラネダエ」といいます。原木は高さ30~40m、太さ1.5m~2mほどまで成長し、赤紫色の花を咲かせます。ミネラル成分を地面から豊富に吸収し、幹の組織は硬く重く、深く根をはり強くたくましく育ちます。
タヒボとは現地の言葉で「神からの恵みの木」という意味です。タヒボの内部樹皮を原料とした「タヒボ茶」は、南米先住民たちの間で万能薬として知られ継承されてきました。
タヒボに含まれる成分
タヒボの樹皮には、ビタミンやミネラルをはじめ、たんぱく質・糖質・食物繊維など、さまざまな栄養成分がバランスよく含まれています。また、がん治療に有効だといわれている成分「NQ801」が含まれています。
NQ801には強い抗酸化力が期待されています。さらに、既存の抗がん剤と比較しても効果が変わらないほどの作用を持つ抗がん成分であるとも考えられています。
また、個人差はありますが、抗がん剤治療を実施すると正常な細胞もダメージを受け、吐き気や倦怠感、免疫力の低下といった副作用が出現します。NQ801は、そのような副作用を軽減・解消する効果あるといわれています。
タヒボに期待できる効果
タヒボは、その栄養価の高さと抗酸化作用により健康維持に役立つとされています。タヒボに含まれる栄養素や成分により、期待できる効果には次のようなものがあります。
・がんの予防および抑制する効果
・貧血予防効果
・糖尿病の進行を抑制する効果
・肝機能を高める効果
・内臓脂肪を抑える効果
・骨粗しょう症の予防効果 など
上記より、生活習慣病の予防やアンチエイジングをしたい方にもおすすめです。普段からタヒボ茶やタヒボを使った健康食品を摂取することにより、健康的な暮らしにつながるでしょう。
タヒボの副作用
がん治療中の方にも嬉しい効果が期待されるタヒボですが、副作用があるかどうか気になる方も多いでしょう。タヒボは安心できる天然の成分から作られた食品であり、副作用は基本的にありません。たとえ推奨量を超えて飲み過ぎてしまったとしても、重大な症状が出現することはないと考えられています。
他の薬との併用についても、とくに問題はありません。不安のある方は、主治医に相談したり、販売店に問い合わせてみたりしましょう。
タヒボの商品
ここからは、日本で健康茶として多くの方に飲用されているタヒボ製品「タヒボNFD」について紹介します。タヒボNFDには、次のようにさまざまな種類があります。
・煎じて飲むタイプ
・ティーバッグタイプ
・粉末を溶かして飲むタイプ
・錠剤
・カプセル
煎じて飲むタイプとティーバッグタイプは、最もスタンダードなタヒボ茶です。煎じることにより、タヒボのエキスが抽出され、苦味がなくまろやかな風味が特徴です。煎じる際にタヒボの香りも一緒に楽しめます。
粉末を溶かして飲むタイプは、タヒボの原料からエキスを抽出し顆粒状にしたものです。お湯や水に溶かして簡単に飲めるため、手軽にタヒボを取り入れたい方におすすめです。
錠剤やカプセルは、水と一緒に飲むだけでタヒボの成分が摂取できるサプリメントです。仕事や家庭で時間がない方や、水分摂取を控えている方、ビタミンも一緒に摂りたい方にはこのタイプが向いているでしょう。起床後すぐや、就寝前に飲むと決めておくと、習慣がつきやすくなります。
タヒボ茶のおすすめの飲み方
さまざまなタイプの商品があるタヒボ茶。せっかくなら効果的な飲み方を知りたいですよね。
種類別の飲み方を簡単に紹介します。
煎じて飲むタイプのおすすめの飲み方
まずは、煎じて飲むタイプのタヒボ茶の飲み方を紹介します。
①土瓶や直火用のガラスポット・ホーロー製のポットに1リットルの水を入れる
②タヒボ粉末を軽量し水に入れ火にかける
③沸騰したら弱火で45〜60分ほど煎じる
④粉末が沈殿するまで待ち、上澄みをポットに移し替えて好きなタイミングで飲む
二番煎じの場合には、初回のお茶を飲み終わった後ポットの底に茶かすを残しておきます。そこへ1リットルの水を注ぎ、3gのタヒボNFDを加えて追い炊きしましょう。
ティーバッグタイプのおすすめの飲み方
ティーバッグタイプの飲み方を紹介します。ティーバッグには、刻んだタヒボが5gずつ詰められています。煎じる方法は基本的に粉末タイプと同じです。
①土瓶や直火用のガラスポット・ホーロー製のポットに1リットルの水を入れる
②ティーバッグを1〜2包水に入れ火にかける
③沸騰したら弱火で45〜60分ほど煎じる
④ティーバッグを取り出し、好きなタイミングで飲む
二番煎じの場合には、一度煎じたティーバッグ2包を1リットルの水に入れて30分ほど煎じます。
粉末を溶かして飲むタイプのおすすめの飲み方
粉末を溶かして飲む、顆粒タイプの飲み方を紹介します。顆粒タイプは1杯分ずつ個包装となっているため、外出先でも手軽にタヒボ茶を楽しめます。
①粉末1袋をカップに入れる
②粉末の上から約150ccのお湯または水を注ぐ
③スプーンで混ぜ、粉が溶けたら飲む
なお、粉末を溶かす水やお茶の量はお好みで調節可能です。
タヒボを取り入れるうえでの注意点
タヒボは、副作用の心配のない安全な成分です。しかし、適切に使用しなければ期待する効果が得られないこともあるでしょう。タヒボを効果的に取り入れたい方は、次の点に注意しましょう。
・一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ継続して飲み続ける
・煮出すときは金属製のやかんを使わない
・類似商品に注意する
それぞれの注意点を解説します。
一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ継続して飲み続ける
タヒボは一度にたくさん飲んだからといって、すぐに効果を発揮するものではありません。長く継続することにより、少しずつ体に変化をもたらします。
体質や生活習慣、ライフスタイルは人それぞれです。タヒボを飲むことで小さな変化を感じる方もいますが、多くの場合、継続したのちに振り返ったタイミングで変化を実感します。効果が出たかどうかしっかりと判断したい場合には、3ヶ月程度は継続するとよいでしょう。
また、タヒボにより何かしらの改善を感じた場合でも、量を調整しながらその後も継続することが推奨されています。
煮出すときは金属製のやかんを使わない
タヒボ茶を煎じる際は、金属製のヤカンを使わないようにしてください。タヒボ茶に含まれるタンニンが金属と化学反応を起こし、色が黒ずんだり、風味を損なったりすることがあるためです。土瓶や耐熱ガラス、ホーローのやかんや鍋を使用しましょう。
類似商品に注意する
最近では、タヒボと似た樹木を原料としたタヒボ茶の類似品も出回っています。類似品は有効成分や栄養成分の含有量が異なることも多いです。
タヒボには樹種が複数ありますが、効果が期待できるのはアマゾンの中でも特定の地域に自生し、かつ樹齢30年以上の個体のみです。人工栽培はできません。
また、最上質のタヒボ茶は100%タヒボ樹木の内部樹皮のみを使用したものです。その内部樹脂から取り出せるNQ801の量は、30年以上大木からわずか3g程度。厳選された原料で作られたタヒボ100%のタヒボ茶を取り入れたい方は、信頼のおける販売店で購入しましょう。
まとめ
この記事では、タヒボに期待できる効果や、タヒボに含まれる成分、タヒボ製品のおすすめの飲み方を解説しました。
ヒボ茶は日本においても、30年以上もの長い期間飲まれています。効果も安全性も高く、いきいきと過ごしたい方には非常に効果的な健康茶です。ぜひタヒボについて知識を深め、上手に生活に取り入れてみてください。