会員制メディカルクラブが求められている理由

がん治療のセカンドオピニオンNIDCのサイトメニュー

291

会員制メディカルクラブが求められている理由

会員制メディカルクラブが求められている理由

一般の医療機関と異なり、健康に関して「予防」と「治療」の両方から手厚くサポートしてくれる会員制メディカルクラブ。最近注目を集めている医療サービスですが、どのような場所か想像できない方も多くいらっしゃることでしょう。

ここでは、会員制メディカルクラブの特徴やメリットから、会員制メディカルクラブが今の時代に求められている理由を解説していきます。健康維持や予防医療に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

会員制メディカルクラブの特徴

会員制メディカルクラブの特徴

会員制メディカルクラブには、一般の医療機関とは異なる特徴があります。

  • 質の高い人間ドック
  • コンシェルジュサービス
  • 日常の健康管理を全面的にサポート

主にこの3つのポイントについて解説していきます。

質の高い人間ドック

人間ドックでは、健康診断よりも詳しく検査をおこない、生活習慣病やがん、肝疾患などの幅広い病気を発見できます。一般的な人間ドックを年に1回受けることで病気の早期発見につながりますが、会員制メディカルクラブの人間ドックの検査内容は、さらに質の高い内容になっています。

会員制メディカルクラブで採用されている医療機器には、

  • PET
  • CT
  • MRI
  • 乳房用PET
  • PET/CT : PETとCTを同時に検査し、複合的な画像結果が得られる
  • PET/MRI : PETとMRIを同時に検査し、蠕動運動などの微妙な時間のズレも少なくした複合的な画像結果が得られる

などがあります。精度の高い最新の医療機器を用いて検査をおこなうため、一般的な機器では見つけられないような小さな病変の段階で病気を発見できます。とくに注目したいのは、PET/CTやPET/MRIといった2つの検査を組み合わせた医療機器です。

PET/CT検査では、CT検査で臓器の形態から異常を見つけ、PET検査で代謝機能から異常を見つけます。そのため、PET単独の場合よりも病変の位置や広がりをより正確に確認できます。また、PER/MRI検査も同様に、PET単独より精度の高い検査結果が得られるのです。

精度の向上だけでなく、同時に撮影することで検査時間を短縮できるメリットもあります。こうして得られた精度の高い検査結果を、臨床経験の豊富な顧問ドクターが丁寧に読影し、時間をかけて納得するまで解説いたします。同じ医療機関で人間ドックを受け続けることで、以前の検査結果もすぐに参照できるため、医療者サイドも異変に気付きやすいといえるでしょう。

コンシェルジュサービス

ほとんどの会員制メディカルクラブではコンシェルジュサービスが用意されており、受診の予約などで会員様の手を煩わせることはありません。人間ドックで医療機関を訪れた際も、他の会員様と顔をあわせたり、不要な待ち時間が発生したりしないよう配慮されています。また、万が一精密検査が必要となった場合も、コンシェルジュによる予約の手配が可能です。

日常の健康管理を全面的にサポート

日常の健康管理についても、顧問ドクターやメディカルチームによるサポートを受けられます。気になる症状がある場合は、いつでも相談可能な体制が準備されているほか、会員制メディカルクラブが重きを置いているのが予防医療です。普段の生活や病歴などを把握しているメディカルスタッフが、自身に合った食事の注意点や、生活習慣病の予防となる運動メニュー、定期的に受けるべき予防医療について個別でアドバイスしてくれるでしょう。

心と体どちらも健康でなければ、充実した生活は送れません。ご自身の体が資本である経営者の方々にとって、現在はもちろん、将来の健康に関する心配事をいつでも相談できるのは、非常に心強いといえるでしょう。

会員制メディカルクラブのメリット

会員制メディカルクラブのメリット

会員制メディカルクラブの主なメリットには、

  • 病気の早期発見・早期治療につながる
  • 待ち時間が短縮される
  • 落ち着いた空間で過ごせる
  • 専門の医療機関を速やかに紹介してもらえる
  • 健康に対する意識が高まる

があげられます。一般医療機関に比べて費用は高くなりますが、それに見合う十分なメリットがあると感じられることでしょう。それぞれのメリットについて解説していきます。

病気の早期発見・早期治療につながる

会員制メディカルクラブでは、精度の高い医療機器を用いて検査をするため、自覚症状があらわれる前に病気を発見できる可能性が高くなります。

とくに、進行が早いうえに見つけにくいがんの場合は、早期発見がキーポイントです。自覚症状があらわれる頃には、すでにがんがかなり進行していたというケースも少なくありません。早期発見・早期治療は、生存率に大きく関わっています。いかに小さい病変の段階でがんを発見できるかが、その後の人生を大きく左右します。

がん以外の病気でも、早期に発見することで治療期間が短く済むなど、その後の生活への影響が少なく済むメリットにつながるでしょう。

待ち時間が短縮される

会員制メディカルクラブでは、スタッフが検査の進行状況を管理し、コンシェルジュが滞りなく各検査室へ案内するような仕組みづくりがなされており、待ち時間を最小限に減らすよう考えられています。

とくに人間ドックを受診する場合、検査項目が多岐にわたるため宿泊を要するケースもありますが、物理的に可能であれば「1日で終わらせたい」などの希望が叶う場合もあるでしょう。

落ち着いた空間で過ごせる

会員制メディカルクラブでは、待ち時間も快適に過ごせるように、医療機関にいることを感じさせないホテルライクな空間が広がっています。人の多い場所や病院独特の雰囲気が苦手な方でも、抵抗なく足を運べるでしょう。

待機室だけでなく、出入り口や検査の移動経路においても会員様同士が顔を合わせることなく、プライベートが確保されるように配慮されています。

専門の医療機関に速やかに紹介してもらえる

定期的な人間ドックで気になる結果が出たり、健康に関する不安があったりする場合、さらに詳しい検査が必要になるかもしれません。また、自分の希望する治療を専門の医師のもとで受けたいと考えるようになるかもしれません。そのような時には、提携している大学病院や専門の医療機関、連携医師の紹介を受けることも可能です。

会員制メディカルクラブの顧問ドクターが、これまでの経緯や検査結果をふまえて紹介状を書いてくれるので、会員様にとって安心でシームレスな医療の提供が約束されるのです。

健康に対する意識が高まる

定期的に受ける人間ドックは、自分の健康状態や生活習慣を振り返る良い機会になります。顧問ドクターやメディカルチームによるアドバイスが、さらに健康に対する意識を高めてくれるでしょう。

がんや生活習慣病を予防するための食事や、避けるべき行動、最新の予防医療までアドバイスを受けられます。また、ライフスタイルに合わせた運動の取り入れ方についても、セラピストが細やかにプランニングします。

健康に関する知識があれば、レストランでメニュー選びに悩んだとき、時間に余裕があり移動手段を選べるとき、健康に対する意識の高い選択をするようになるでしょう。小さな積み重ねが、今後の人生に大きく寄与することはいうまでもありません。

会員制メディカルクラブと一般医療機関の違い

会員制メディカルクラブと一般医療機関の違い

これまで、会員制メディカルクラブの特徴やメリットについてお伝えしてきました。一般の医療機関との違いを明確にするため、目的・費用・サービス内容の3点で比較していきます。

目的

会員制メディカルクラブの主な目的は、予防医療です。健康の維持、早期発見・早期治療を重点的におこなっています。

一方、一般の医療機関の主な目的は、けがや病気の人を診断したり治療したりすることです。健康診断を請け負っている医療機関もありますが、基本的には何かしらの症状を自覚してから医師の診察を受け、検査や治療がおこなわれます。

費用

会員制メディカルクラブでは、会員になることでさまざまなサービスが受けられるようになります。入会費は、100~300万円程度、年会費は50万円程度が相場です。

参考までに、一般的な人間ドックの費用は、

  • 日帰りコース  3~7万円
  • 1泊2日コース  4~10万円

と幅があります。さらに、オプション検査項目の目安の費用は以下の図のようになっています。

オプション検査項目追加費用
2~8万円
女性特有疾患1~2万円
脳・心臓10万円程度
大腸(内視鏡)1万円程度
個室対応など1~2万円

主要なオプションを追加した人間ドックの日帰りプランでは、20万円以上かかる場合もあります。

会員制メディカルクラブの人間ドックでは、PET/CTやPET/MRIなど最新の医療機器が導入されており、いつでも健康の不安を相談できる仕組みになっています。決して安い金額ではありませんが、提携ホテルでの宿泊や食事のサービス、ラウンジの使用などといったサービスが受けられる場合もあります。健康に対する自己投資をして、自身の将来に対する安心を買っていると考えると、妥当な金額に感じられるでしょう。

一方で、一般の医療機関は、診察・検査・投薬などを保険点数に基づいて費用を算出します。日本は、国民皆保険制度をとっており、国民全員を公的医療保険で保障しています。

つまり誰でも医療機関を受診できるように保険が適用され、医療費の負担が軽減されているのです。負担割合は、年齢や所得によって決まり、診療の内容によって費用は違ってきます。会員制メディカルクラブと一般医療機関では、費用について決定的な違いがあるといえます。

サービス内容

一般の医療機関には、付帯するサービスは特にありません。会員制メディカルクラブには、それぞれの医療機関ごとに、会員様だけの特別なサービスを提供しています。

  • 提携ホテルやレストランでの食事・宿泊
  • 個室の使用
  • 専任のコンシェルジュによる案内や予約代行
  • 管理栄養士の食事指導
  • 24時間体制の電話健康相談
  • 高齢者向け高級レジデンスの紹介
  • セカンドオピニオンサービス
  • 美容・鍼灸の施術
  • アンチエイジング療法

一部追加の自己負担がある可能性もありますが、魅力的なサービスがそろっています。

会員制メディカルクラブが求められている理由

会員制メディカルクラブが求められている理由

国民皆保険制度のある今の日本で、会員制メディカルクラブが求められているのは何故でしょうか。その理由を考察します。

多忙なため余計な手間や時間をかけたくない

会員制メディカルクラブでは、PET/CTの導入による検査時間の短縮、コンシェルジュサービスによる待ち時間の短縮に配慮されています。

また、コンシェルジュが人間ドックの予約をおこなうケースもあります。余計な手間や時間をかけずに健康管理をしたい方々にとって、会員制メディカルクラブは理想のサービスといえるのではないでしょうか。

健康な心身こそが最大の資本である

何をするにも、心身ともに健康な状態が望ましいと言えます。とくに、経営者や会社役員、自営業の方々にとっては、自分が病気で働けなくなった場合、会社の経営に影響が出ることに不安を感じることもあるでしょう。

「病気を治す」よりも先に、「病気にならない」ための予防医療を目的とした会員制メディカルクラブなら、会員様の健康に対する不安を軽減できるでしょう。

健康を維持し健康寿命を延ばしたい

人生100年時代と言われている現代、年齢や生活習慣に合わせた病気の予防をおこない、できるだけ健康な時間を長く過ごしたいものです。今は多忙だけれど将来は家族とゆっくり過ごしたい、悠々自適に生活したいと考えている方もいらっしゃることでしょう。健康維持は人生の豊かさに直結するといっても過言ではありません。

健康寿命を延ばし、生き生きとしたシニアライフを送るために、会員制メディカルクラブによるサポートを受けるという選択肢が広まっているのでしょう。このように、会員制メディカルクラブが求められているのは、「自己投資」によって、投資した分以上に、人生の充実を得ようと考える人が増えているからではないでしょうか。

まとめ

「予防」と「治療」の両方から手厚くサポートしてくれる会員制メディカルクラブ

自分の人生を長い目で見て、いくつかのステージに分けて考えてみましょう。

忙しく働く現役世代では、健康でなければ質の良い仕事はできないし、クリエイティブな発想もなかなか生まれてきません。シニア世代では、健康でなければ旅行や趣味を楽しむセカンドライフを過ごすことはできません。

健康管理をしっかりおこない、病気に怯えることなく充実した生活を過ごせるよう、会員制メディカルクラブでは病気の早期発見・早期治療など予防医療を重視したサービスを提供しているのです。

健康な心身こそが最大の資本であるとお気づきの方々で、忙しくて健康管理を医療のスペシャリストにお任せしたいとお考えの場合には、会員制メディカルクラブへの入会を検討されてみてはいかがでしょうか。

ブログ一覧へ