0次予防の具体的アプローチと検証方法について

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0次予防の具体的アプローチと検証方法について

今回は「0次予防の具体的アプローチと検証方法について」をテーマに、今後の健康管理について佐藤先生に貴重なお話をお伺いしました。

佐藤俊彦先生

佐藤俊彦
医療法人 DIC
宇都宮セントラルクリニック 理事

——今回のテーマは「0次予防の具体的アプローチと検証方法について」ということですが、以前お話しいただきました0次予防のより具体的なお話ということですね?

はい。以前に0次予防についてはお話しさせていただいていて多くの方から反響をいただいています。過去に自分が病気にかかった方や、家族に重篤な疾患があった方などは病気にならない0次予防のアプローチの重要性を理解されているようで、強い興味をお持ちですね。

今回は健康で過ごすために、なぜ私たちが提唱する0次予防のアプローチが効果的なのかについて分かりやすく解説したいと思います。

——確かに0次予防の重要性についてはお聞きしていたので理解しているつもりなのですが、具体的になぜ病気にならないのかについては明確に理解していなかったかもしれません。今回もよろしくお願いします。

以前のコラムで新型コロナワクチンの影響やThe Great Resetについては、お伝えしたかと思います。そして2025年ごろに胃腸炎系のパンデミックが起こると既に予測されていることをお伝えしました。

今回の新型コロナウイルスによって私たちは戦争や災害以外であっても大量に、かつ簡単に命を落としてしまうということ経験したわけですが、こうしたパンデミックがまた、いつ起こってもおかしくはないことについては納得される方も多いのではないでしょうか。

これからも健康で過ごすためには、今後も起こりうるであろうパンデミックに対して抗う体づくりが必要になってくるわけです。

それが0次予防の目的になるのですが、今回はなぜ病気にならない体をつくることにつながるのか分かりやすく解説しましょう。

まず、この写真を見てください。

96歳で亡くなったエリザベス女王の写真

これは96歳で亡くなったエリザベス女王の写真です。

世界で最も権威のある英国にとって大切な方である彼女がなぜ96歳で亡くなったのでしょうか。世界最高レベルの医療を持ってすれば120歳まで生きることができたはずですよね。

にも関わらず彼女は96歳で亡くなってしまいました。

この写真を見ると重力に対するストレス、酸化に対するストレスによって老化を引き起こされているのが分かると思います。

どんな偉い方であっても老化に対して正しいアプローチをしなければ、老いてしまうわけですね。

では、この老化の原因である酸化を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。

そこで大切になってくるのがSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ:super oxide dismutase)です。

SODは直訳すると「活性酸素を除去する酵素」といった意味になります。

このSODは子どもの頃は非常に活性が高いために老化することはありません。しかし高齢者になるとSODの活性が低くなることで老化になるわけですね。

活性酸素が増えると細胞のDNAを傷つけてしまうことで、さまざまな病気が発症するというメカニズムです。

エリザベス女王であっても、この活性酸素を除去しない限りは老化してしまうわけです。

活性酸素を除去することができれば老化を防ぐことができる つまり活性酸素を除去することができれば老化を防ぐことができるわけですが、どうすれば大人がSODを増やすことができるでしょうか。

その答えが幹細胞上清液なのです。

幹細胞上清液は自分の細胞ではなく若い人のエクソソーム(細胞外小胞)を培養して精製されたものです。これを使うことで老化の原因である酸化を防ぎ、若々しい体に変えていくということです。

私たちの考える効果的な0次予防のアプローチでは、定期的に幹細胞培養上清液を点滴によって取り入れます。そして水素サプリメントによって体内で発生する活性酸素を除去することを狙っています。

定期的に幹細胞培養上清液を点滴によって取り入れます

さらにCBDなどを摂取することで自己免疫を高めるというアプローチが重要になってくるのです。

ではどうやって0次予防の効果を評価するのかというとテロメア年齢が1つの指標になります。テロメアとは染色体の一部なのですが、人は加齢によってこのテロメアが短くなります。このテロメアの長さは細胞の寿命を測る上での指標といえるのです。

つまり、テロメア年齢が短くなると老化しているとされ、テロメア年齢が長ければ若返っているということになります。

テロメア年齢が短くなると老化しているとされ、テロメア年齢が長ければ若返っている

このテロメアは検査によって測ることができます。

実際に私自身もテロメア検査をおこないまして半年間0次予防プログラムを実施してみましたのでご紹介しましょう。

まず2022年9月に計測した際のテロメア年齢は67歳でした。

その後、半年間0次予防プログラムを実行しまして2023年4月に再度計測した際にはテロメア年齢は47歳まで若返っていました。

こうした改善が見られたということは、体によって明らかに良い影響が出ているわけですね。

2022年9月に計測した際のテロメア年齢は67歳でした。   その後、半年間0次予防プログラムを実行しまして2023年4月に再度計測した際にはテロメア年齢は47歳まで若返っていました。

まだ半年間だけの検証結果ですが、継続することで更に詳細なデータが取れると思いますので、今後もご紹介してまいります。

私たちのクリニックでは、こうした0次予防プログラムを通じて2025年のパンデミックを乗り切るための体づくりをすすめていきたいと考えているのです。

本来80歳まで生きるはずの人がワクチン接種によって56歳まで短くなってしまうという英国でのデータ

出典:Effectiveness of the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Bivalent Vaccine

以前にもお伝えしましたが、新型コロナワクチン接種によって平均余命が短くなっています。本来80歳まで生きるはずの人がワクチン接種によって56歳まで短くなってしまうという英国でのデータです。

ワクチン接種によって24歳も平均年齢が短くなってしまうというデータが出ており、私たちはすでに接種したワクチン接種の影響を最小限に抑えることも考えなければなりません。

私たちはワクチン接種によって発生した炎症を修復することも0次予防プログラムで改善することができると考えています。

ワクチン接種をしてしまった方、これからの影響を心配されている方にとっても0次予防プログラムは有効ですので、ぜひ検討してみてください。

今回は以上です。

——佐藤先生、ありがとうございました。とても分かりやすい内容で老化するメカニズムとその対処法を理解することができました。

私もワクチン接種を3回おこなってしまったので今後の健康についてとても心配しています。このお話をしっかりと理解して実践していきたいと思います。

今回もありがとうございました。また次回を楽しみにしております。

聞き手

赤澤宣幸

赤澤宣幸:富士ゼロックス(株)、(株)船井総合研究所で経営コンサルティングの経験を積み重ねた後、独立。経営戦略から業務改革・集客マーケティングまでトータルに支援。個人事業主から東証1部上場企業まで幅広くコンサルティングを行い、1,800社以上の支援実績を持つ。現在も全国に多くのクライアント企業をかかえ、非常に高い成果の出せる実践的な経営コンサルタントとして活躍中。明治大学「WEBマーケティング実践講座」講師。

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